リードで与作を走る

四国には日本の三大酷道と言われている国道418号、国道425号の一つ国道439号(通称与作)が有ります。
徳島市を起点として四国山脈を東西に横断して四万十市の終点まで342Kmの長い酷道です。

殆どが車の離合も困難な2.5M位の幅員でうねうね道です。
全線(徳島から貞光までの重複区間を除く)走破をリードで計画しました。

一気に走行するのは困難なので3回に分けて走行する事を計画しています。
@貞光〜早明浦ダム入口 129Km
A早明浦ダム入口〜大渡 59Km
B大渡〜四万十     111Km
其の一(大渡〜早明浦ダム入口)
08.07.12(土)
松山から高知方面に行く国道33号には
松山平野の出口に一気に高度約700mを
駆け上がる三坂峠が有ります。
リードは元気に走ります。
フルスルットルにして鞭を入れる走りではなく
余裕で車の流れに着いていきます。
さすがに車を追い越すのは無理ですが・・・
以前のスペイシーの場合には
フルスロットルにして体を伏せて
走ったような記憶が・・・・・・・
約1時間ほど走った御三戸の喫茶「軍艦」にて
モーニングタイム
窓から軍艦岩の景観を楽しみながらの
朝食です。
野菜や果物が多く盛られた
モーニングです。
御三戸から約1時間弱で439号との分岐点の
川口に着きます。
大渡〜川口間の6Kmは
国道33号との重複区間です。
分岐してから暫く快適走行区間が
続きますが途中に約1Kmぐらい
未改良区間があります。
約20Kmぐらい走行すると
重複区間の国道194号に出ます。
国道194号は愛媛の西条と高知の伊野を
結ぶ快適走行国道で
とっても好きな区間です。
道の駅「633美の里」で小休止
ハーレーの写真を撮らせて頂きました。
再び439号に入り走行
この区間の途中にも約1Kmぐらいの
未改良区間がありますが
ほぼ拡幅工事が完了して
開通も間近と思われます。
並行する川は水がとっても澄んでいて
とっても綺麗でした。
本日の到達目標点の少し手前の
道の駅「土佐さめうら」にて
昼食休憩
本日はざるそばのみで簡単に
済ませました。
早明浦ダム湖には満杯に近い
水量があります。
今年も渇水は大丈夫のようです。
今年の梅雨は早く入り早く明けましたが
期間中雨も多く降ったので
四国地方は毎年渇水が心配されますが
今年は何処もダム湖に水が満杯近く
有るので大丈夫です。
道の駅「木の香」で休憩
美しい川沿いで休憩すると
涼しくて良いですね。

国道194号には日本一長い
無料のトンネル寒風山トンネルが
有ります。
長さは6Km弱です。
総走行距離 268Km 出発時間 午前8時00分 帰着時間 午後4時00分
ガソリン補給量 5.9L ガソリン代金 1,009円 平均燃費 46.95Km/L
本日の走行コース 松山〜R33〜御三戸(モーニング)〜R33〜大渡(重複区間)〜川口〜R439〜広瀬橋(重複区間)〜R194〜
道の駅「633美の里」〜R194〜吾北〜R439〜道の駅「土佐さめうら」(昼食)〜R439〜早明浦ダム入口〜
k17〜葛原〜R194〜道の駅「木の香」〜R194〜西条〜R11〜小松〜R196〜今治〜R317〜松山
其の二(貞光〜早明浦ダム入口)
08.09.26(金)〜08.09.27(土)
第一日目・08.09.26(金)
今回は訳有りでリードの予定を
フォーサイトで出発する。

一日目は今回の出発地点の近く
脇町までの移動である。

千葉でお世話になったバイク屋さんの
Mさんがお店を閉められて
四国にツーリングに来られていて
松山で宿泊されていたので
出発前にお会いしました。
喫茶店にてモーニング食べながら雑談
行き先、宿泊先を決めずに気ままなツーリング
非常に羨ましいです。
自分は走行ルートと宿を決めていないと
不安でしょうがないのだが・・・・・
本日は一緒に香川まで走る事になった。
天気は悪く今にも降り出しそうな
空である。
桜三里のワィンディングを楽しみ
小松ICから高速走行
入野PAにて一休み
大野原で高速を降りて
山本町の「しらかわ」へ
少し迷って時間を無駄にした。
何とか到着したがうどん屋らしくなく
店や付近には看板は無い
かけちく大を注文しました。
うどんと同時に揚げ立ての天婦羅が出されます。
ちくわの天婦羅絶品でした。
麺はツルツルのシコシコで大変美味しかった。
Mさんにも十分に満足して頂きました。
うどんのつゆには随分と驚かれていました。
関東では醤油みたいなつゆですから・・・・・・
ここに来るまでは小雨がパラパラでしたが
店を出る頃には本格的に雨です。
天気予報と違うと恨んでも始まりませんので
合羽を着用して次の目的地
道の駅「ことなみ」に向かって出発
温泉に入った後Mさんは金毘羅さんに
是非行きたいとの事なので
ここでお別れして私は今夜の宿の脇町に
向かいました。
脇町のホテル稲田苑には予定よりも
少し早く到着しました。
今宵はみきさんとお会いする約束をしています。
みきさんは仕事を終えて直ぐ
駆けつけてくれました。
黄色に再塗装されてなかなかかっこよい。
日本に一台のフォーサイトです。
ガソリンの高騰もあり通勤用にとネットで
買われたそうです。
年式は少々古いが走行距離も少なく
良い買い物をされたようです。
当初多少のトラブルも有ったようですが
今では快調に走っているようです。
ホテルのロビーでコーヒー飲みながら
暫く雑談して近くのラーメン店にて
一緒に食事をしました。

無事にミーティング終了です。
みきさん本日は有難うございました。
本日の走行コース

松山(9:30)〜R11〜小松IC=>入野PA
=>大野原IC〜R377〜しらかわ(昼食)〜
R377〜琴平〜県道〜R438〜道の駅「ことなみ」
(入湯)〜R438〜美馬〜k12〜脇町(15:35)
第二日目・08.09.27(土)
昨日と違って快晴である。
少し早めに出発をと思っていたが
出発したのは8時前である。

吉野川に架かる沈下橋
早朝のすがすがしい景色です。
出発の貞光の交差点を左折して
剣山に向かう。
見ノ越までは国道438号との
重複路線である。
途中集落の有る一宇までは
道路が改良されていて
道幅も広くて走りやすい。

一宇を過ぎると道幅も狭くなり
少しづつ勾配もきつくなり
夫婦池手前ではヘアピンカーブの
連続である。
高度1000m付近では
気温12.4度
思わずグリップヒーターのスイッチを入れた。
夫婦池付近は今回の最高高度
1500mである。
ここには国民宿舎もあり
剣山への登山の基地と
なっている。

ここからはゆるやかな下りとなる。
交差点を鋭角に曲がると
国道438号と分かれて
439号となる。

ここら辺は紅葉がとっても
綺麗らしいです。
交差点より6Kmくらいで
奥祖谷かずらばしに到着する。

入場料金500円を支払い
かずら橋を見学する。
大小二つの橋が有る。
高所恐怖症でありへっぴり腰で
手すりにしがみつきながら
慎重に渡る。
今にも足を踏み外して落ちそう(大汗)
帰りは野猿で渡る。
川の上に張られたロープに駕篭が
吊るされて自分でロープを引っ張ると
駕篭が動くのである。
結構力が要ります。
京上の交差点を左折して京柱峠へ向かう。
右折するとかずら橋、小便小僧、祖谷温泉
国道32号に出るにはこちらの県道が
道も良くて時間も短いです。

ここから京柱峠を経由して国道32号に出る
までの区間は一番道が悪い。
京柱峠の前後は鋭いヘアピンカーブの
連続で今回走行の中で
一番路面が荒れていて落ち葉、砂、小石、
穴、苔等あり
一番神経を使って走行した区間である。
大豊に到着したのは午後1時前で
思ったよりも時間を要した。
本日は大豊で打ち切り
大豊からは高速道路で帰還
9月20日以降高速道路の休日割引が
実施されたので途中の小松ICで
高速に入り直して
割引の適用を受けた。
本日の走行コース 脇町(7:40)〜R192〜貞光〜R438〜見ノ越〜R439〜奥祖谷かずら橋〜R439〜京柱峠〜
R439〜豊永〜R32〜大豊IC=>小松IC=>石鎚山SA=>松山IC〜R33〜松山(3:35)
項目 一日目 二日目 合計 備考
走行距離 191Km
(70Km)
261Km
(115Km)
452Km
(185Km)
有料内訳
・小松〜大野原
・大豊〜小松(休日割引)
・小松〜松山(休日割引)
宿泊
・朝食なし
ガソリン補給 7.6L 9.65L 17.25L
ガソリン代 1,300円 1,553円 2,853円
有料道路代 1,450円 1,400円 2,850円
宿泊代 5,040円 --- 6,700円
其の三(大渡〜四万十)
09.05.01(金)
今回はFSOCのタケさんが四国に上陸して
与作を走る予定と言う事で
昨年走り残している区間でもあり
一緒に走行する事にした。
午前6時30分に自宅を出発し、
三坂峠を登って道の駅「みかわ」で
休憩する。
待ち合わせ時間まで余裕が有るので
大渡ダムに寄る。
今回の起点でタケさんとの待ち合わせ場所
大渡です。
暫く待つとタケさんの
登場となった。
途中で写真を撮りながら・・・
国道197号との交差点に到達しました。
この区間は峠超えに一部狭路がありますが
改良されて走りやすかったです。
バイパス工事も進んでいて
快適走行区間になるまでもう少しです。
再び国道197号から439号へ
やっとお昼に道の駅「四万十大正」に
到着しました。
ここまでの区間は昔のままです。
狭くてブラインドコーナーが多くて気を使う
区間です。
落石も多く、谷側にはガードレールも少なく
非常に心細い区間ですが
今回はタケさんが一緒だったので安心して
走れました。
また、多くの県外ライダーと遭遇しましたが
かなりスピードを出して走っていました。
もっと慎重に走りなさいと言いたいです。
親子丼を昼食にしましたが少し甘すぎました。

暫く休憩をしてタケさんと別れました。
タケさんは441号を四万十川沿いに南下して
足摺岬を目指すそうです。

私はそのまま439号を南下して
足摺岬を目指して出発しました。
道の駅四万十大正からはソロツーリング
少し心細いが・・・・・・・・

出発して直ぐに杓子峠超えである。
昔のままの狭路で道路の中央部には
苔が生えている。
谷側にはガードレールはありません。
峠の頂上が四万十市と四万十町の境界です。
雑木が繁っているので景色は余り良くありません。
持参したコーヒーとニコチン補給で暫く休憩する。

峠を降りれば快適二車線道路である。
安並の水車に寄り道

与作のゴール地点国道56号との交差点に
到着しました。
時間は午後2時前である。
大渡を出発してから5時間弱でした。
昔は土佐中村市と言っていました。
30代の頃3年間勤務した場所で
非常に懐かしいです。
その頃は鉄道も無くて陸の孤島と言われて
転勤を嫌がったのですが
今は道路も鉄道も整備されています。
四万十川沿いに下って次の目的地の足摺岬に向かいました。
大岐の浜です。
自然の砂浜がとっても美しい所です
足摺半島の北側の海岸沿いを走行して
足摺岬には午後3時に
到着しました。
多くの県外(四国外)のライダーが多くの
荷物(キャンプ用品と思われる)
を括り付けて来ていました。
駐車場も満杯でパトのお巡りさんも
汗だくで車の整理に追われていました。
足摺岬の観光を終えて午後3時30分に
出発し、帰路につきます。
タケさんが到着するまで待っていても
良かったのですが・・・・
タケさんの「待っていられると時間が
気になって・・・・」と言う
一言で「遭えたら合いましょう」と
四万十大正で別れていました。
タケさんが道さえ間違えなければ
スカイライン途中で遭えると
出発したのでした。
予想通り途中で無事に再会する事が出来ました。
土佐清水で残り少ないガソリンを補給しました。
足摺サニーロードを気持ちよく
宿毛に向かいました。
途中道の駅大月に寄って
小休止
宿毛からは夜間走行になるので素直に
国道56号線で
自宅に向かいます。
宇和島までは通行量も少なく
快走出来ました。

宇和島の街に入り夕食休憩
全国チェーンの○○食堂に入りました。
味は可もなし不可もなしご飯が美味しいです。
色々な種類が有って自分の食べたい物を
自由に組み合わせて
食べる事が出来ます。
ちょっと豪華な夕食です。
食べすぎかも・・・・・・
この時期昼間は暑くても日が蔭ると寒くなります。
車のテールライトを見ながら午後9時45分に
無事に我が家に到着しました。

タケさん楽しい一日有難う。
また一緒に走りましょう
本日の走行コース
松山〜R33〜道の駅みかわ〜R33〜大渡ダム〜大渡〜R439〜矢筈峠〜R439〜R197〜
R439〜R381〜道の駅四万十大正(昼食)〜R439〜杓子峠〜R439〜土佐中村〜R321〜
大岐の浜〜R321〜以布利〜k27〜足摺岬〜足摺スカイライン(k348)〜土佐清水(給油)〜
足摺サニーロード(R321)〜道の駅大月〜R321〜宿毛〜R56〜宇和島(夕食)〜R56〜松山
本日の走行 452Km 出発時間 午前6時30分 帰着時間 午後9時45分
ガソリン補給 9.93L ガソリン代 1,122円 平均燃費 45.42Km/L